自分らしい○○になる旅 – before session 旅支度

9月22日(日)に仕事旅行社とのコラボレーション企画の第1期(9月~12月)がスタートしましたのでご紹介します。「それぞれが自分らしく働くことができる社会」、そのために働き方を伝えるべく学ぶ様々な仕事体験を提供している仕事旅行社の仕事体験と、「『100歳時代』をゆたかに生きるための、30代~50代からの地域参画の仕組みづくりを行う」湘南ワンハンドレッドプロジェクトの学びの仕組みを組み合わせた企画です。

第1期の参加者は神奈川在住の方が3名、都内在住の方が1名、いずれも30~40代の計4名です。普段はまったく違う環境で暮らし、働いている者同士が、それぞれの「仕事旅行」での体験をグループワークや対話などによってシェア、フィードバックし合いながら内省を深めることを目的に集まりました。

この日のプログラムは、前半がチームビルディング。共通点と相違点を探し出すグループワークに取り組みながらお互いを知り合い、他の参加者と自分を相対化してみることで普段は当たり前すぎてあまり意識していない自分の特徴や生活している環境、人間関係などにも目を向けました。はじめの自己紹介では緊張感も感じられましたが、1枚の模造紙を囲んでのワークが始まるとあっという間に場が和み、参加者のみなさんのコミュニケーション能力の高さを感じました。4名がつけたチーム名は「すみっこ発火隊」です。なんとなく端っこにいるほうが心地よくて、それでも燃える思いを持っていて飛び火させていくエネルギーを持っているのが4人の共通点だからだそうです。

後半は、ライフポートレートの作成。「そもそも、私はどうなりたかったんだっけ?」ということをあらためて考えてみるために、あらかじめ用意された同じ質問に参加者全員が答えていく「キャリア・コンストラクション・インタビュー」を受けていただきました。インタビュアーは、湘南ワンハンドレッドプロジェクトの「まちのキャリアラボ」協力メンバー2名が務めました。インタビューの終了後に、本人がどんな言葉をどのくらい使って、どんなことを話していたかなどをフィードバックし、それらは各自がライフポートレートをつくる材料となりました。以前に持っていた憧れや自分が大切にしようとしていたことを思い出す機会になった、という声が聞かれる一方、もっと他に人の話が聞きたい、もう少し考える時間が欲しい、という要望も出ました。

これから参加者は、それぞれ3つの仕事体験の旅に出ます。具体的にどの体験プログラム参加するかの話題でも盛り上がりましたが、まだまだプログラムも整わない中で第1期の旅人となった冒険心旺盛な皆さんから、3ヶ月後の after session でどのような報告が聞けるか楽しみにしたいと思います。