ストーリーの始まりはいつも“遊び心”。頭でっかちになりすぎず、後から学んで、最後に成功だと思えればいい。

 

<早坂氏とキトキトカフェ・クレープ 古都氏>

「僕の活動には大それた目的意識なんてないんですよ。終わった後、みんなでお疲れ様~ってカンパイしたい! そんな目的だっていいと思う(笑)」そう笑うのは、『しおさい音楽祭』『ちがさきプロレス』など茅ケ崎で様々なイベントを手掛ける早坂幸一さん。コロナ禍で、キッチンカー×屋外スペースをアイディアに立ち上がった、「お持ち帰り」専用の臨時グルメ市場『機動湘南グルメ市場』の仕掛け人でもあります。早坂さんは、本業は文筆家。一見離れているように見える両者ですが、そこには深いつながりが……その神髄とは? 様々な人と連携しながら次々イベントを成功に導く、早坂さんのマインドに迫ります。

(早坂幸一さんプロフィール)
1962年茅ケ崎生まれ。文筆業。1984年に少年サンデーでデビュー後、漫画脚本や取材ライターに転身。主にビックコミックスピリッツやスペリオールなどでコラム連載。2021年には脚本を担当した名探偵コナンのスピンオフ作品「世界史探偵コナン」(全12巻)が順次発売予定。また本業とは別に地域活動を企画。コロナ禍中は『機動湘南グルメ市場』『しおさい音楽祭』『ちがさきプロレス』などを開催し、コロナ禍中の地域発展を模索。

(『機動湘南グルメ市場』とは?)
スーパーやドラッグストア駐車場など屋外スペースを活用し臨時市場を形成。三密を回避しながら、ステイホームの食料品買い出しをサポートする。これまではイベントやお祭りなど、人の居る場所に出向いていたキッチンカーや弁当販売が、発想を変えて、こちらから外出自粛でお困りの地区へ出向いて行こうというコンセプトで誕生した。2021年2月時点で登録キッチンカーは34台、出店場所は湘南エリア10か所と広がりを見せている。

(聞き手)

  • 戸田雄輔/本職ITエンジニアの傍らボードゲームを使った法人向け研修や知育玩具メーカーのアドバイザー、地元茅ヶ崎の学童クラブ運営のサポートを行っている。趣味は歩いてプレーするサッカー「ウォーキングサッカー」。地域に密着した活動を推進中。

 
ー コロナ禍で始められた『機動湘南グルメ市場』。屋外でキッチンカーなどを集めテイクアウト専門の臨時市場を立てる企画ですが、まずは活動のきっかけを教えてください。

早坂 昨年3月に(コロナ禍で)イベントが軒並み中止になったとき、「廃業」を口にするキッチンカーの人の声を聞いたことがきっかけでした。僕は、茅ケ崎で多くのイベントを開催していますが、そのどのイベントでも、キッチンカーの人たちには相当お力を借りていたんです。だから、彼らが苦境に立たされているいま、何かできないかと思って。

イベントがないなら、自分で作ろう。それだけだったんですよ。ただ、ふつうにやると世間からお叱りを受けるから、屋外空間を利用しようと考えました。でも、公園など市が運営する場所は使えない。それで、駐車場なら少なくとも三密のひとつは必ずクリアできるでしょう。ソーシャルディスタンスは堅持して、もちろん消毒も徹底しています。非常事態宣言下で外出できない中、キッチンカーがきてくれて、近所で買い物ができれば買う人にとってもいい。だから、買う人と出店場所を提供してくれる人と僕ら(=キッチンカー)とが良い関係性を作れる方法を考えて、とにかくやってみようかって始まって今に至ります。

<ドラッグストア クリエイトSD寒川店>

ー 活動はどんどん広がっていますよね。気づいたらクリエイトの駐車場でも開催されていて、驚きました。店舗と組んで活動を展開されているところが、目の付け所が違うなと。

早坂 クリエイトは今まで絶対に場所を貸さなかったものだから、キッチンカーの人たちはみんな驚いています。なぜ許可がもらえたの?と聞かれても、僕にもわからない(笑)。いま、スーパーマーケットやまかとクリエイトSDを合わせて8か所、それからレストランなどにも駐車場を提供いただいています。でも、どこも企画書を持って押しかけて頼み込んだわけではなくて、自然の流れで向こうから声を掛けてくれたんですよ。

ー そうなんですね!壮大な企画書を書いて持って行っているのかと思っていました。

早坂 いやいや、僕はノリで始めてしまって、ひんしゅくを買うことも多いんですよ(笑)。まあどのイベントも、結果的には成功していたとは思っていますけどね。

出店場所は、買い物に不便なエリアもあって、町おこし的にやりたいと地区を挙げて歓迎してくれるところもあります。例えばやまか片瀬山店での出店時には、自治会の人たちが手作りの新聞にイベント予定表を出してくれたり、取材に来てくれたり。自治会も地域の人たちも、とても喜んでくれていています。片瀬山は高級住宅街でシニア層も多いでしょう。でも、そうした方々が自発的に僕らに声を掛けてくれる。それもすごく嬉しいですね。スーパーの相乗効果も出ているようで、片瀬山店店長もいつもノリノリで協力してくれていますよ(笑)。

ー 一見すると、惣菜の扱いがあるスーパーは競合にもなるのかなとも思いましたけれど、結果的にはみんなwin-winになってるんですね。

早坂 キッチンカーの売上自体は、イベント出店に比べたら多くは望めないんですけどね。でも、車を遊ばせているんだったら一日数万円でも売上があればいいかなと。僕は何より、このキッチンカーのグループっていうのかな、それが全体で盛り上がる形ができてきたことがすごくいいなと思っているんです。

<ROITON 秘伝の唐揚げ>

<ROITON 秘伝の唐揚げ 代表 門脇氏>

個を中心に考えれば、それぞれが単体で儲かればいいわけでしょう。例えば、「クリエイト〇〇店はシニア層が多かった」とかは、自分だけが持っていればいい情報です。でも、そういった情報もほかの人にシェアしていく。一人ひとりが全体を考えて、自然とそんな連携ができているんです。ここから派生して、フードトラック協会を立ち上げたやつもいるんですよ。キッチンカーの人たちからすれば、活動場所が二か所になるわけだから、とてもいいことですよね。

ー ちなみに『機動』のネーミングは早坂さんか?

早坂 そうです、今思えばちょっと安直だったかな~と思うんですけど(笑)。たいてい、「ガンダムファンですか?」って言われちゃうんですよ(笑)。でもここまで広がってしまったから途中で変えられなくなっちゃったんですよね。買い物に不便なところにこちらから出向いていこうっていうコンセプトで名付けました。

ー 僕はすごく素敵な名前だなと思いますよ! 『機動~』で工夫をされたところはありますか?

早坂 一番考えたのは、宣伝の方法ですね。コロナ禍で、イベントを開催することはもちろん、チラシを配るのさえ不謹慎だという空気もあったでしょう。大々的な宣伝ができないとなると、さあどうしようかと。そこが工夫のしどころでしたね。それで、どれだけ人が集まるのかもわからない、出店内容もわからない、企画書も書かないうちに、先んじてマスコミに話して、取材日を決めちゃったんですよ。こういう手法は前例がないし、どう転ぶかちょっと不安でしたけど。そこから始まったから、後に引けなくなったっていうのもありますね(笑)。

僕は、メディア向けのプレゼンでも、記事を書くときでも、ドラマ性やストーリーを大切にしているんです。受け取った相手に、きちんとイメージが湧くように。そのストーリーがドラマチックであればなおいい。全部遊び心なんです。僕がこうして地域活動を始めたのはほんの5年前くらいからで、本業は文筆家です。出身は茅ケ崎ですが、ずっと都内にいて、小学館や講談社で記事を書いていたんですよ。

今でも、文芸春秋の編集長に言われたことが心に残っているんです。「文芸春秋でも、中学生にわかる文章じゃなきゃダメだ」って。要するに、独りよがりの文章じゃダメなんですね。相手がいることだから。それって、企画書とかでも同じなんです。もっと言えば、文章だけではなく活動も。キッチンカーの人たちが個でなく全体を考えて動いているという話も同じです。企画書に戻すと、自分が構想していることをどう話せば、書けば、相手にイメージが湧くか。わかりやすいか。それができれば、企画も通りやすくなると思いますよ。

<スーパーマーケットやまか松林店>

ー 最後まで読まなきゃわからないじゃなくて、最初にすっと入ってくるような。

早坂 漫才の構成台本と一緒ですね。最初にどれだけ掴めるか。実現したい物事のイメージを共有できるか。明確にできるか。そのためにストーリーが欠かせない。ジャンルはもちろん異なるけれど、芯は同じだと思います。それが選挙の所信表明だとしてもね。

ー さきほど地域活動を始めたのは5年ほど前と仰っていましたが、きっかけはなんだったんですか?

早坂 そもそも、父親の病気をきっかけに2004年ごろに茅ケ崎に戻ってきました。最初は引き続き編集部から仕事をもらっていたんですが、そのうちなくなってきて。それから9年、父が亡くなったときにふと気づいてみたら、仕事がない。しかも、これだけ長い期間ここにいるのに茅ケ崎のことを何も知らなかったんです。それで、暇だしちょっと見て回るかと(茅ケ崎を)ぶらぶらし始めたとき、当時イトーヨーカドーの上で開催されていたイベント『チガビー』に出会いました。ちがさきプロレスみたいな地域特化の団体やアーティスト、地元の人が盛り上がって交流できる場って面白いなと思って。それが2015年で、翌年にはステージ周りのプロデュースを全部僕がやるようになりました。2016年は開催期間が40日間あったんですよ! それを全部ひとりで。そこから、現在に至る輪ができました。

ー つながりがない状態から、じわじわと縁を広げていったんですね。

早坂 僕はただ、みんなで遊びたいだけなんですよ(笑)。目的意識ってものを強く持っているわけではない。よくイベントのご相談をもらうんですけど、「○○を売り出したい」「これだけ世のためになるんです!」みたいにアピールをされても、僕はちょっと協力できない。例えるなら、草野球をした後に、勝ち負け関係なくお疲れさま!って乾杯したい!みたいな(笑)、そういう目的だっていいじゃないかって思ってるんです。だから、ガッツリ計画を立ててやりたい人にはひんしゅく買うんですけどね(笑)。

ー こういう地域を実現したい、とか大それたことじゃなくて、楽しくやろうよってことですね。

早坂 『しおさい音楽祭』も始まりはそうでした。サザンビーチで音楽祭を開催したことがないって聞いて、じゃあやろうよ!って。海をバックに写真が撮れたら、SNS映えしてミュージシャンも大喜びじゃないですか。それで企画したら、実は海水浴場で音楽祭はやっちゃいけないっていう県の条例があったんですよ。でも僕らはもうスタートしちゃってたわけで、そこをどうクリアしようかって頭悩ませて。海岸で音楽演奏するのはダメだけど店舗内はOKだってことで、客席だけ浜辺において、ミュージシャンはぎりぎり店内、お店の一番手前で演奏してもらって乗り切りました。後から相当怒られましたけどね……(苦笑)。でも、結局初年度が好評だったので翌年からは観光協会も協力してくれて、続いていきました。言いたかったのは、あまり頭でっかちになりすぎないほうがいいよ、ってことです。始めてみて、後から勉強することも多いんです。

<キトキトカフェ・クレープ 古都氏と早坂氏>

ー たしかに。最初にしっかり計画を立てようとすると、その時点で壁が出てきて、ハナから別の方向で……ってなっちゃいますよね。

早坂 着地点を上にもってプレゼンする人って多いんですけど、そこに至る階段の、一段目二段目が理解できてない人が非常に多いなと最近感じます。そこを教えてあげると、何かができるんじゃないかな。面白いアイディアを持っている人はたくさんいますから。

ー 考え方が面白いなというか、そういう考え方が、数々のイベント成功を実現させてきたんだなってわかります。とりあえずやってみるって感じですよね。

早坂 本当に何も考えてなかったですし、すごい怒られてるんですよ!(笑)

ー いやいや。でも、怒られても結果成功して、次につながってますよね。だから、失敗体験でもあり、成功のきっかけでもある。

早坂 失敗はそんなになかった気がしますね。怒られてもなんとかなっているので。

ー 本業の文筆家は、どんなきっかけがあったんですか? 小さい頃から文章を書くのが上手だった、とか。

早坂 いえいえ、国語は2でしたから!(笑) きっかけは、友達と組んで、少年サンデーで漫画を描いたことです。僕がストーリーを書いていたんですが、幸運なことに担当がついて読み切りでデビューしました。それが、大学4年生のとき。でも、僕らと同年にデビューした漫画家の中に青山剛昌がいたんですよ! 彼はデビュー当時からずば抜けてましたから。もう、この人と競って連載を勝ち取るなんて絶対に無理、勝負にならないって漫画は辞めちゃったんです。でも、大学が小学館に近かったので編集部にはよく遊びに行っていて。あるとき編集部で雑談していたら、「F1取材できるライターどっかにいないかな」って話しているのが聞こえてきたんです。そのとき、半ば冗談で手を挙げて。経験もないのに(笑)。そこから、後付けで勉強しました。

ー それもまず手を挙げて、始めた後に勉強をしているんですね。同じパターンで。

早坂 緊張しましたよ。鈴木亜久里の案件で、彼は当時、日本人で初めて表彰台に上がったレーサーだったんですね。僕は何も知らなかったからもう必死で……でもなんとかやり切って。その頃の経験が今に活かされているなとは思います。文芸春秋の編集長から言葉をいただいたのもこの時期ですしね。

ー 『機動湘南グルメ市場』をはじめ今の地域活動は、実は文筆業での経験、積み重なりに支えられていたわけですね。最後に、今後の展望をお聞きしたいのですが。とはいっても、その時々で、そんなのないよと仰るかもしれませんが(笑)。

早坂 やりたいことはすごくあるんですよ! これができたら楽しいな~と思うこと。そこに目的があるかと言われると何もないんですけれど(笑)。ひとつ、今考えているのは、地域特化型のギフトカタログ。例えば冠婚葬祭で親族や友人を地元に呼んだときに、地元のものを集めたギフトカタログがあったら嬉しくないですか?

ー 楽しそうですね!

早坂 調べてみたら、湘南版はあるみたいなんですよ。でも、もう少し狭めて、茅ケ崎・藤沢版。だって、わざわざ親戚・知人達が地元に集まるんですよ?この地域にはこんなものがあるよって自慢したいじゃないですか(笑)。読んでも面白いカタログで、それこそドラマがあるような。例えば……そうだな、あるラーメン店創業のストーリーとか。読んでいる人も楽しいし、盛り上がる可能性はゼロじゃないなって。それに、カタログ1冊つくるだけで飲食店の方々、ライター、カメラマン、編集、エンターテインメントの方々も、コロナ禍で困っている地域のいろんなジャンルのフォローもできますしね。

ー 地域活性にもなるわけですね。

早坂 そう。ギフトカタログだから、注文型でロスもないしね。これが実現すれば市の財政も潤いますよ、きっと。僕は常々、ふるさと納税カタログにももっと各商品のドラマやストーリーがわかる一冊があれば全く違うのになあと思っているんですよ。

僕はいつでも、既存のものからちょっとだけ差別化できるところを狙っているだけなんです。海で音楽をやったのも、マスコミありきでイベントを立ち上げたのも、実験的な取り組みで今までやったことはなかった。でも、初めから「前例がないもの」を探しているわけではないんです。差別化すると、人に伝えるときにイメージを共有しやすく、それいいねってなりやすい。そういうところを狙っているきらいもあります。……なんて、偉そうなことを言っているなと思うけど(笑)。

ー いやいや! 実は僕がアドバイザーをしているディノバーン(※)も、地域版があったら面白いなって思ってるんですよ。例えば、鎌倉だったら大仏が出てくるとか、各地域の土産物にもなるし、子供たちがその地域を知るきっかけにもなる。ディノバーンて、なんでも出せるんですよ。だから、ものすごい可能性を秘めているおもちゃだと思ってて。

  • ※7つの異なる形のピースを組み合わせて形をつくり、スマホをかざすと恐竜が飛び出てくるAR技術を活用した知育玩具

 
早坂 面白いですね。キッチンカーに絡めるなら、ホットドッグ版とか?(笑) 地元飲食店のスタンプラリー的な活用もできそうですよね。

<キトキトカフェ・クレープ>

ー さらに機能を追加して、例えばそれがクーポンになるとか、次につながるようにできればもっと面白いですし。

早坂 世界初ってなればプロモーションもしやすいですね。やりましょうよ!!

ー ぜひ相談させてください! 最後に、この記事を読んでいる方々へメッセージをいただけますか。

早坂 僕がひとつ言えるとしたら、いろんなものを知ることがいいってことですね。たくさんのロールモデルがいて、いろんなパターンがあります。その中から何を参考にするかが、その人の個性だと思います。

初めて漫画脚本を書いた駆け出しの頃、今でこそ著名な漫画家さんに、何を書いたらいいかわからないって相談したことがあったんです。そうしたら、「そんなの簡単なことだよ。なんでもいいから、映画をバンバン見て、マルバツをつけろ」って言われたんです。「そうしたら好きなもの、嫌いなものがわかる。お前がマルをつけたのが書きたいものだ」って。それと方法は同じです。たくさんの意見を知り、参考にするかしないかは自分で決めればいい。根性こそ大事、という方もいるでしょうし、なんだ、僕の話は使えないなあってバツつけられるかもしれないけれど(笑)、何を選ぶかに個性があるんです。

ー いろんなものを見て、知って、それから自分はこれだっていうのを見つけていく。

早坂 好き嫌いで分けてもいいんですよ! 同じ趣味嗜好の人が特定の場所に集まる。それでいいじゃないですか。無理する必要なんて全くない。ただ、一番よくないのは、嫌いなものに対して「〇〇反対!」とかって拘ってしまうこと。そうすると柔軟性がなくなってしまう。あくまで、引き出しの中にたくさんのものを入れておくこと。僕はいろいろやっているけれど、市役所に交渉しにいって、8割方は断られてます(笑)。でも、そのとき咄嗟に別の角度に切り替えて交渉ができるのは引き出しがあるから。その意味でも、引き出しを増やすことが一番だと思います。

 
<インタビューを終えて>
●早坂さんとの出会いは3年ほど前、湘南地区の動物保護イベント「わんにゃんマルシェ」でした。早坂さんはキッチンカー担当として参画しており、テキパキとキッチンカーの搬入や搬出の旗振りをする姿に、この方はいったい何者なのだ?と思ったのが最初の印象です。その後もちがさきプロレスや他所のイベントでお見掛けすれど、早坂さんの本業は何なのか分からないままお付き合いをさせて頂いておりました。ある時たまたまお酒をご一緒させていただくことがあり、本業が文筆業と知り、文筆家の方がなぜこれほどまで地域イベントを仕掛けているのか非常に興味を持ち、今回インタビューさせて頂くことになりました。現在は本業の傍ら、コロナ禍において“機動湘南グルメ市場”を立ち上げ、企画・運営に奔走している早坂さん。その原点が「遊び心」であることに驚きつつも、この湘南地域でイベントを続けていくことの面白さに今回インタビューで触れることが出来ました。また一緒にイベントをして「お疲れ様!カンパイ!」をさせてください。
(戸田雄輔)

 

取材:戸田雄輔
文 :森岡悠翔
撮影:岩井田優