【Teacher’s Lab. 館野先生と考える】「人生100年時代」を豊かにする人とのつながり

2018年12月9日(日)開催

 

この日は、都内公立小学校の教員をしながら、学校の先生の学びの機会や場を提供する「Teacher’s Lab.」の理事、お住まいの板橋区でよりよい未来をつくるための活動を展開する地域団体「いたばし対話プラス」のファシリテーターとしても活躍している館野峻先生をスピーカーとしてお招きし、職場や家庭を越えて人とつながることから生まれる豊かさについて考えました。集まった参加者は30~40代を中心に大学1年生から60代まで14名。

館野先生には「学びと協働が生まれる多様性に富んだ人とのつながり」というテーマで、同じ職業に就く仲間が集まり学びあう場、同じ地域に暮らす多様な人たちが交流しながら課題解決に向き合う場、そのような、職場や家庭から一歩踏み出した場で起きていることなどを具体的にご紹介いただきました。館野先生は1歳になるお子さんの父親でもあるのですが、「これからお話しする私がやっている色々なことは、すべてこの子のため」という冒頭の言葉が印象的で、バイタリティに満ちていながら生活に根を張った自分ゴトの取り組みであることが伝わってきました。

そのお話の後、参加者の皆さんには自分自身がどんな人とつながっているか、その人との間にどんなコトが起こっているかを振り返るワークをやっていただきました。人とのつながりを「職場または学校」「家庭」「地域」の3領域に分けて書き出してもらうと、サラリーマンからは「つながりが職場に偏っている」、大学生からは「父親からはつながりが広がっていない」、多くの参加者からは「つながりはあるけれどコトが起きているつながりってないなぁ」などの声が聞かれました。そして、ワークでの気づきから一人ひとりが豊かなつながりへの一歩になる「できそうなこと」を宣言してイベントは終了しました。

教育や生涯学習、キャリア支援にかかわっている方の参加も多く、交流会では館野先生が企画する場づくりやファシリテーションに関する対話などで盛り上がり、あっという間の3時間でした。