想像できる人生は面白くない。 “自由の在りか”に気付く「直感力」×「軽やかさ」で、世界にひとつ、オリジナルの未来を掴む

「予測できる未来をその通りに歩いていくのって、ここから先40数年の暇つぶしをしていることと同じだと思ったんです
そう話すのは、28歳で独立し、カポエイラ普及のために活動を続けている佐々木岳人さん。2020年4月、世界を襲ったコロナ禍のなか、佐々木さんはオンラインレッスンをいち早く取り入れ、新たなレッスンスタイルを確立。「情熱に従って生きる」という信条そのまま、心や肚で感じたことに従い、しなやかに進んでいます。ときにコントロールを手放し楽しむことで見えてくるものもあるという佐々木さん。心身を整え、直感を取り戻すことで「自分にとっての」自由に気づき、突き進む。佐々木さんの姿を追います。

(プロフィール)
佐々木岳人さん/神奈川県生まれ。大学受験勉強の息抜きで見たミュージック・クリップをきっかけにカポエイラを知り、大学生から習い始める。新卒で一度は市役所に就職するも、カポエイラを続け、2011年に退職・ブラジルに渡り、同年教師の帯を取得し、カポエイラを教え始める。現在、藤沢、逗子を中心に湘南でカポエイラを広める活動をしている。オンラインレッスンも実施中。
カポエイラ協会コハダン・ジ・コンタス(http://accc-jp.org/)湘南支部長。

― 佐々木さんは、大学卒業後、一度市役所に勤められていますよね。プロフィールだけ拝見すると、そこからカポエイラに移ったのが大きな転換に思えます。

佐々木 在学中からカポエイラを仕事にしようとは考えていたんですよ。市役所に勤めたのは、そのための布石でした。カポエイラの教師の資格をとるためにはブラジルに行く必要があったんですが、大学4年間では間に合わなくて。それから、カポエイラの教師は、大学卒業したての20代そこそこの若者ができるようなものではないだろうと思うところもありました。正直、卒業してすぐにカポエイラだけでやっていける自信は全くありませんでしたしね。だから、とりあえずどこか安定した収入をキープできるところに就職して、仕事をしながら教師を目指そうと。カポエイラに割けるだけの時間が確保できて、安定した収入も得られるところ。そう思って選んだのが市役所でした。

― なるほど、すべて計画のうちだったんですね。

佐々木 はい。最初から3年間で辞めるつもりで。結局は、5年目、28歳のときに退職して独立しました。2011年、ちょうど震災の年でした。

― 震災の、世の中が大きく変わる中での独立は、不安はなかったですか?

佐々木 うーん、特別左右された部分はありませんでしたね。そもそも、独立すること自体に相当な不安を抱えていましたし。カポエイラはまだまだ認知が低く、しっかりした土壌はありませんでした。だから、震災によって条件が良くなったのか、悪くなったのか、そんな判断もしようがなかったんですよね。まあ、決してカッコいい状態ではなかったですよ、今思えばね(笑)。それでも独立を決めたのは、自分に嘘がつけないタイプの人間だったから。カポエイラでやっていきたい、その気持ちを抱えたまま市役所は続けられない。だから、もうやるしかないんだって。

― カポエイラを仕事に、と思ったきっかけはなにかあったんですか?

佐々木 一足先に社会人になった兄のライフスタイルを見て、疑問に思ったのが最初でした。兄は、家には寝に帰ってくるだけ、みたいな生活をしていて。僕は慶応商学部で、銀行や証券のような金融業界には強いところ。そういう企業に勤めて、そこで順当に出世して、モデル年収をもらいながら、家庭を持って、家や車を買って、定年まで務めて……そんな未来像は容易に想像できました。だけど、「今、想像できるような人生を歩むのは、ちゃんと自分の人生を生きたことになるんだろうか」って大学2年生のとき思ったんですよ。今から予測できるような人生を生きることって、もはや40年以上続く暇つぶしでしかなくて、究極的には、今、死ぬことと変わりないんじゃないかっていう、そんな感覚が強くあったんです。

僕は幼いころから競争社会の影響を強く受けてきていて。どうやって勝つか、どうやって生き残るか、ということを一番に考えてきました。わりときっちり計画を立ててその通り遂行したいタイプだったんですね。目標達成にこだわる。それは企業勤めで活かせる性質かもしれないけれど、ただ、僕はそれがうまくいかないとすごくストレスが溜まってイライラしちゃう(笑)。だから、それを求められる環境にいくことは自分にとって幸せではないなとも思ったんです。

僕が思うカポエイラの一番の魅力は、勝敗が重要なファクターではないところ。カポエイラには、勝ち・負け、上手・下手、そういう概念はなくて、全てを受け入れてくれる。その環境を、純粋にすごいと思ったんです。「勝たなくてもいいんだ。それでもうまくいくこともあるんだ」っていう気付きを与えてもらいました。

― なるほど。独立されて、想定通りに進みましたか?

佐々木 いやいや、全然! 正直、もっと早く進むと思ってましたよ。こんなはずじゃなかったって思う瞬間はたくさんありました。自分の意図通りに世界って動かないものですよね。狙って仕掛けたことが空振りだったり、かと思えば、全く違う角度から反応が戻ってきたり。なんとかコントロールしてやりたいって気持ちもありましたけれど、結局それができないまま。最初の何年かは想定とはだいぶ違う流れではありました。SNSとか、あまりお金がかからないマーケティングの方法をひたすらに勉強して、やれることをとにかくやって。でもその反応を待っている時間も不安だから、意味もなく歩き回ったりして(笑)。

― 僕は先生が教室を始められたときからのお付き合いですけど、集客の方法もあんまり派手じゃないというか、生徒さんに友達紹介をお願いしたり、大々的にキャンペーンを打ってみたりとか、そんなイメージがなかったです。無理をしないというか。すごく自然だなと思っていました。

佐々木 僕はもともと、拡大・成長こそが正しいっていう風潮に疑問を抱いていて。必ずしもそれを目指すことが必要か?と違和感を持っていたんです。もちろん、拡大しないことには食っていけないんですけれど、果たしてそれを第一義にしていいのかと。それでたどり着いたのが、当たり前なんですが、「生徒ファースト」だったんですよね。来てくださる方々に負担をかけるような方法は、まずもって違う。

僕は常々思うんですけれど、日本の企業は、「顧客第一」といいつつも、結局は「売上」が先に立っちゃうというのが、悲しいところですよね。もちろん、教室運営は生徒数と売上が比例しやすいわけですが、僕はあくまで生徒さんたちのライフスタイルのためにやっているので、そこを犠牲にしてこちらの利益を誘導し、均衡を崩してしまうのはどうにも性に合わなくて。

― 僕も会社員をしているので、「顧客第一」と「売上」のバランスは思うところです。さきほど、競争の概念が入るとストレス、とおっしゃっていましたけど、それがご自身でわかっているからこそ、その部分には手を出さないと決めているのかなと思いました。

佐々木 そうかもしれないですね。やっぱり自分が楽しくないことは絶対に人にもしないっていう考えもありますし。

― 佐々木先生のクラスは、生き生きしていると言われてますよね。気が乗らなかったら来なくていいよ~みたいな自然さが魅力だなと思います。先生と生徒というよりも、佐々木さんが率いるチームという感じがして。

佐々木 (笑)。ここは会社じゃありませんから、肩書はない。僕としては、生徒さんが、肩書や今抱えているもの全てを一旦払った状態で自然に振る舞えるような形にしたくて。生徒さんの「ストレス解消」を第一に。最近では、「コミュニティ」って言葉が、しっくりくるのかなと思います。サードプレイスというんでしょうか。それは、この4月にオンラインを始めたときに強く感じました。

周囲とのつながりが絶たれていたコロナ禍で、コミュニティとしての安心感を求めて来てくれる人がいることに気づいたんです。サードプレイスとしてこのカポエイラコミュニティとつながっていられることが心の支えになったと感じてくださる方がいて。オンラインでは、レッスン後も30分くらいつなげておいて、適当に話したいことがあれば話して帰ってくださいね、としていたんです。誰にも会えない日でも、そこで日々の不安を吐き出して帰ってもらえるようにと。それが、コミュニティとしての機能を果たせていたのかなと。僕としても、ようやく一定の成果を出せたと感じることができました。

オンライン講座の様子

― そうしたコミュニティづくりは、佐々木さんだからできていることなんでしょうか。それとも、カポエイラが性質として持っているもの?

佐々木 カポエイラの性質ももちろんありますが、講師の性質が大きいですね。というのも、そもそもブラジルと日本でもだいぶ雰囲気は違うんですよ。

カポエイラは、空手のような帯制度があるんですが、技術だけでは決まりません。ブラジルでは、カポエイラで社会性を身につけるという側面もあるので、礼儀作法や周囲を引っ張っていく素質など、人格の部分も含めた包括的な判断がなされます。そういう点で、単に強い者が上に立てるというわけではないのです。ブラジルと日本の国柄の違いもありますが、日本は、帯制度があるとそれをきっちり守って、守りすぎるくらいで接していくでしょう。ブラジルは、ある種、そんなの関係ないというパワーもあるんです(笑)。だからこそ、師範代はマネジメント的な要素を含めた人間性を持つ必要があり、師範次第でカラーが変わるんです。僕の場合は、多世代や多様性を大切にしたいと思っています。

― カポエイラには、「調和」もありますよね。対峙するふたりのエネルギーが合わさる感じというか。

佐々木 「フロー状態」(※人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している状態。「ゾーンに入る」と同じ)をカポエイラでも経験することがあります。特別意識しているわけではないけれど、相手との間に自然に動きが生まれてくる。それって、相手とのオープンな関係から生み出されるんです。自分に意識が向いている時点では、それは実現できなくて、場に集中するというのか、まずは自分のコントロールを手放さなければいけません。会社の会議でもあるでしょう。ディスカッションやダイアログでは、まずこちらが手の内をさらし、そこから共に考えていくことで思っても見なかったアイディアが生まれたり。それって往々にして、翌日メモを振り返ってみてもなぜたどり着いたがわからない(笑)。その場のライブ感やセッションで生まれるんですよね。

ブラジルでの昇段式の様子

― なるほど、わかりやすいです。「オープンにする」「さらけ出す」といっても、自分のことを知られるのが怖いという気持ちもあると思うんですが、そこを乗り越えていく工夫はありますか。

佐々木 それ、僕も昔はすごく考えてました。僕の場合は、どうしても勝ちにこだわってしまう気持ちがあって。カポエイラは勝敗を重視しないとわかっていても、どうしても、「勝ちたい」「上に立ちたいという気持ちが出てしまうんですよね。僕は、それを乗り越えるために、わざと負けることをしていました。これをやったら負けるだろうなと思うことやって、「勝たなかったときの感覚を体験しに行くんです。

僕たちは、大切にしたいと思っているものに対して、ある種盲目的であって、実はそれ以外の部分については認識できていないという側面もあると思うんです。だから、あえてそっち側を体験して、その時の雰囲気や自分の感情を少しずつ理解し、感覚を掴むんです。そうすると、自由がきくようになってくる。でも、いきなりそれを大切な場面でしてしまったら取り返しがつかなくなるかもしれないから、まずは、影響が少なそうなところで。カポエイラなんて、絶好の場ですよね。「守りに入っている部分こそ一度捨ててみる」実験ができるっていうのかな。

― 大事なものを捨ててみる。面白いですね。捨ててみることで、初めて自分自身に気づけたり、自分の状態を知れる。全てを取り払った「素の自分が現れるんですね。もうひとつ、佐々木さんがブログに書かれている「情熱に従って生きる」ということについても伺いたいです。

佐々木 今、「好きなことで生きよう」とか、様々な本が出されていますよね~。みんな、そうしたいのはヤマヤマだけどどうやったらいいんだよ、って心境ですよね(笑)。僕もずっとそれを考えていて、結局それは「直感力を鍛える」ことだと思いました。そのヒントを得たのが、『BIG MAGIC~「夢中になる」ことからはじめよう。』(エリザベス・ギルバート著/2017)という本でした。そこに、「興味本位になる」という一文があったんです。

つまり、興味があることに日々あたっていって、それが広がるのに任せる。広がらなければ、次の興味に移っていくということです。それだったら、自分もできるなって思いました。たとえば、「今日はアイスが食べたい」とかから始めてもいい(笑)。それをするために必要なのが、自分の興味がどこにあるのかに気づく、「直感力」だと思ったんです。

すると次は、じゃあ「直感」ってなんだ?ってなるわけですが、僕がいろいろな本を読んでたどり着いたのが、それには心身の健康が重要だということです。人間の神経は脳、心臓、小腸の3つに分散していて、「直感は小腸と関わっています。「腑に落ちる」「腹落ちする」という言葉にも表れていますよね。そして、未来のことに関わってくるのは、心臓。「虫の知らせ」的なもの。仕事に忙殺されていたりすると、その2つを置き去りにして、脳でしか考えていない状態になっていること、ありませんか? それらを曇らせないように、日々、心身のダメージを減らし労ることが必要なんです。それがひいては、直感力向上につながる。直感が「磨かれる」というよりも、「もともと持っているポテンシャルに戻る。そうすることで、興味を持てるものが見えてくるんです。

― 「ピンとくる」とか、そういう直感が、忙しさの中で曇ってしまう、と。

佐々木 そうです。ただ、大事なのは、「探さない」時間もアリだということ。「なんとなく動きたくない」「自分がなにに興味があるのか、興味がない」状態なのであれば、昼寝をしたっていいんですよ。それが、いま必要としていることだから。

直感が働いたからと言って、それがすぐに開花するわけではありません。長い時間をかけて、生まれてくるものがあるんです。誰もがすぐにホームラン打てるわけじゃない。バントをつないで必死で塁に出て、ホームベースに戻ってくるんです。そういうところが人生には結構あるなって思います。さっきの「コントロールを手放す」にも近いんですけれど、成功を追い求めるばかりでは、直感や自分の興味本位をすっ飛ばしてしまう可能性もある。そこをいかに自制していけるかが大切なんです。

― もうひとつ、「フリーダム」と「リバティ」の話も印象的でした。

佐々木 あれは、落合陽一さんが書かれていたことだったんです。与えられる自由(=フリーダム)ではなくて、勝ち取る自由(=リバティ)を求めなければと。日本は、終身雇用や生活保護などの制度があって、流れに身を任せていても、ある程度生きていくことはできてしまう。そういう意味で「フリーダム」はあります。だけど、その先、自分の人生をどこに向かわせるのか、「リバティ」を掴んでいく人はすごく少ない。僕はリバティを得ている、ロールモデルになり得るのではと自負していますが、この幸福な感じは、伝わりづらいんです。なぜなら、数値化されていたり、証明できないから。本来、年収や持ち物などに魅せられて、そちらに流されていくのは、誰かにコントロールされていることと同じだと思うんですよ。その人自身のリバティとは違う。自分の自由がどこにあるのかに気付くことが必要です。

― それが、さっきの「情熱」や「興味本位」につながってくると。

佐々木 そうです、探っていく過程の先にあるような感覚です。それを勝ち取っていくプロセスは大事にしないといけない。フリーダムの状態と異なるのは、そこには負荷がかかるということ。僕は、市役所時代は、フリーダムではあったわけです。そこからリバティに移って、辛いこともある。けれども、それで良かったと思っています。

― まさにそれが、人生100年時代といわれる今必要なものじゃないかなって思います。世の中の価値観が転換期を迎えていますよね。いい学校、いい会社、それから定年まで……って生き方が用意されていて、その「自由」の中で過ごすことが幸せっていう方程式があって。今は、そこから深化した価値観になってきている。

佐々木 そうですね、人生の「オリジナリティということかもしれませんね。そう考えると、さっき僕が言った「ロールモデル」は少し違うかもしれません。それぞれに、必ず異なってくる。

― たしかに。完全に同じものは生まれないということですね。とても興味深いお話でした。少なくとも、そうした生き方をされている方々に触れたり、自分の直感にはモヤがかかっているんじゃないかと振り返ったりすることが必要で、カポエイラがそのきっかけにもなるんだということがわかりました。

佐々木 結局は、「動くのかどうかが最も大切で。動くことによって、なにかしらの反応が返ってきて、うねりが生まれる。動きながら考えるというのが大事だと思います。止まった状態では、正確に考えることはできるけれども、実体からは離れていく。「よくわかんないけど、やってみよう」が一番大きなエネルギーだと思います。

― そういう感覚を大切にしながら、進んでいきたいですね。ありがとうございました。

 

<マイレジェンドから学んだこと>
8年ほど前から私が習っているカポエイラの先生としてご一緒させていただいている佐々木先生。コロナの影響下の中、オンラインレッスンをいち早く取り入れ、オンラインとオフラインを融合した新たなスタイルのレッスンを確立されるなど、今の世の中をよりしなやかに生きている姿やその背景をインタビューしたいと考え、今回に至りました。「情熱に従って生きる」という言葉の通り、誰かが予想できるレールに敷かれた人生ではなく、自分の頭だけでなく心や肚から感じてより良いと思うことに従う。「計画・実行」といった自分で自分をコントロールすることすら手放して、その場が持つパワーやライブ感をとことん楽しむ。言葉で言うことは簡単ですが、自分がほしい未来・自由に向けて貪欲かつコツコツとやり続けることが出来ているのが佐々木先生の強さなのだと改めて感じました。
また、カポエイラは、仕事でも家庭でもないサードプレイスとなる自分をさらけ出せるコミュニティにしたいと仰る佐々木さん。私もそのカポエイラを通して本来自分が持っている「らしさ」について頭だけで考えるのではなく、最も原始的なエネルギーが出るお腹の下あたりから発して、自分をさらけ出すことができるように鍛錬していきたいと思いました。
(山口順平)

今回、初めてカポエイラを知り、体験しました。佐々木先生は私の通う大学の大先輩ということもあり、自分の卒業後のキャリアを想像する貴重な機会にもなりました。将来カポエイラをやるために公務員という道を選択し実現する、このように一度得た安定した職から離れ、やりたいことを実現するためにシフト出来る人はとても少ないと思っています。自分の気持ちを信じて突き進むには、勇気が必要です。それを突き抜けていける強さを、日常の小さな選択の積み重ねから私も身につけていきたいです。
また、初めての体験で緊張していましたが、皆さん気さくに話してくださって、動き出すとすごく楽しくなっていきました。「そんな動きは私にはできない!」と思うこともありましたが、やってみると意外とできたり…!自分で自分の限界を決めてしまわず、挑戦してみることが大切だなと改めて思いました。
年齢も職業と住んでいるところも異なる人たちがカポエイラを通して間に繋がり、この場がコミュニティとして、サードプレイスとして機能していくこと、とても素敵だと感じました。私もそんなコミュニティを作っていきたいです。
(北村理紗)

 

 

取材:山口順平、北村理紗
文:もりおかゆか
撮影:岩井田優